Special Interview 03

ご要望が厳しくても、
安定した品質で納品する。

T.O.
生産本部 三重製造統括部
三重スラリー製造部 製造三課 主任
すぐに聞ける環境で、
いかに間違いなく生産できるか。

三重スラリー製造部 製造三課で生産している研磨スラリーは、レシピで決められている原材料の種類・容量を、指示通りに投入して製造していきます。生産している製品群はとても多く、種類によって原材料も違えば、後工程の検査方法も多種多様。私は主任として、いかに間違いなく生産できるようにするかを念頭に置きながら、製造スタッフを管理しています。製造ラインに関しては DX化が進んでいて、原材料の種類・容量をタッチパネルの指示に従って投入していくシステムなのですが、製造スタッフが迷うことなく作業できているか、工場を巡回しながら見守っているような感じですね。
それから、班長をはじめ課の社員はみんな親切で、派遣社員の方々への指導も任せられるほど、やさしく丁寧に教えてあげられる人の良さは自慢できます。なにか困っていることがあれば、すぐに聞ける環境というのも、先輩たちからの教えでもありますし。製造ラインの改善点を相談されることもあって、他の部署にも確認したうえで改善して、良い結果に繋がったこともあるんですよ。現場のスタッフから直接頼まれたら、応えてあげたくなりますから。暗い雰囲気では働きたくないので、楽しく働ける職場づくりを大切にしています。

世界のトップメーカーも、
納得してもらえる品質へ。

製品の管理も私が担当していますが、研磨スラリーは液体ですので、気温や湿度にも影響されやすくて大変なんです。金属などが付着しないように、清潔でクリーンな製造ラインで生産していても、原材料の成分のズレが検査結果に反映されたりもしますので。製品を検査する条件・方法もいろいろあって、オーブンに研磨スラリーを入れて、焼いて残った固形物を調べたりすることも。特に、開発部門から新しい製品の製造を依頼されたときには、原材料も増えますし、新しい検査方法が増えることもあるので、いかに現場が迷わず作業できて、品質を担保していくかが求められます。
顧客でもある世界トップの半導体メーカーは、その要求が本当に厳しいです。通常では許されるレベルの測定結果のバラつきであっても、その原因を細かく追及するように指摘されたり。ですが、このような大企業に、品質を安定させて納品できていることは、私たちの製品に対する自信にも繋がっています。

製造における改善も、
どんどん積極的に。

親会社のニッタやグループ会社などは、改善を頻繁に行なっているので、私も年に何回か工場にお伺いさせていただいて、弊社の工場にも持ち帰れるような改善策はないか見させてもらっています。製品の品質をさらに向上できたり、製造スタッフがより働きやすくなったり、自社でも展開できる改善点があれば、どんどん積極的に採り入れていきたいですね。

自分のスキルも、
磨いていきたい。

個人的な話しですが、仕事ができないと思われることが本当にイヤで、自分のレベルアップを目指しているんです。海外から工場見学に来られたお客様に対して、上司が英語で受け応えしている姿が、なんだか羨ましくて。自分にも、なにか武器というかスキルが欲しいと、主任になってから思いはじめました。もっと自己研鑽に励んで、もっと活躍していきたいですね。

T.O.
生産本部 三重製造統括部 三重スラリー製造部 製造三課 主任
これからの
ニッタ・デュポンへ
The Future of NITTA DuPont

私の部下をはじめ、将来的に入社してくる若い世代の人たちが、これからのニッタ・デュポンを背負っていくことになるので、たとえ厳しいことであっても、言わなければいけないことは言っていこうと思っています。イヤな役回りですけど、言い方・伝え方にも気をつけながら、言っていく必要はあるのかなと。尊敬している先輩から「現場が最優先」だと教えていただいたように、私も自分の想いを伝えていくことで、スタッフ全員が一丸となって、さらに安心していただける品質を届けていきたいです。